リアル熟議の実施にあたって、メッセージをいただいております。
鈴木寛 文部科学副大臣・参議院議員

このたびは慶應義塾大学でのリアル熟議「大学は、もういらない!?~私たちと大学はいかにあるべきか~」の開催、おめでとうございます。
文部科学省では、現在、「熟議」に基づく新しい教育政策形成の取り組みを進めております。この取り組みは、リアル熟議(現場対話での熟議)とネット上での熟議(政策創造エンジン 熟議カケアイ)の相互補完によって成り立っています。
リアル熟議に関して全国各地で取り組みが始まりつつある中で、学生がイニシアティブを取って実施し、高等教育がテーマとなるのは今回が初めてだと聞いています。
当日は、私も議論の輪に入り、「大学」の現場で何が起きているのか、問題発見と問題解決を行うため一緒に議論いたします。このリアル熟議が「大学」を中心とする高等教育をよりよくする第一歩となることを願ってやみません。
それでは、当日お会いしましょう。多くの皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
金子郁容 慶應義塾大学SFC研究所所長・大学院教授

「熟議ってなんのことだ」と思っている人が多いと思います。身近かなこと、おかしいなと思っていることについて、いいたいことを言って、人の言うことにも 少しは耳を傾け、わいわいがやがやと、ああでもないこうでもないとやりとりをすることです。いろいろ言い合っているうちに、人の気持ちがいくらか理解できたり、自分が言いたかったことがはっきりしたりするものです。そのとき、言いっぱなしにしないで、なにかしらの方向性をみなで確認できれば、立派な「熟議」 です。
文部科学省の鈴木副大臣の発案で、この4月から文科省が主催してインターネットサイト「熟議カケアイ」が始まり、すでに8千件を超える投稿がありました。つい先日、文科省に向けて、今後の政策形成の参考にしてもらうための報告書が提出されました。熟議カケアイでの議論が日本の教育政策に反映される可能性があるということです。
ネットの熟議とともに、全国のいろいろな場所で「リアル熟議」(実際に集まって熟議をすること)が始まり、もりあがっています。今回は、慶應義塾大学の学生の発案で、慶應大学の日吉キャンパスで「大学なんていらない」(かもしれない?)というテーマでリアル熟議が開催されます。各地のリアル熟議に負けないように、活発で楽しい議論をしたいと思います。一言いいたい人、どんなことが話し合われるか関心がある人、是非、ご参加ください。
- 2010. 07. 11. 20:59